緑黄色野菜の一つで
ほうれん草と聞くと一番に浮かぶのが
”体に良い”
ではないでしょうか
特徴
動物には男女の区別があります
しかし基本的に植物は
雄しべ雌しべが一つの花の中にあるので
男女の区別はありません
雌雄異花
キュウリやズッキーニ、スイカのように
雄花、雌花と言われる
違う花をつけるものもあります
しかしこれらも同じ株の中にあるので
男女別にはなりません
雌雄異株
代表的なのはイチョウです
銀杏(ぎんなん)ができるのが雌で
できないものは雄です
山モモや金木犀、ソテツなど
樹木に多く見られますが
ほうれん草、フキが例にあげられるように
植物にも見られます
見た目に分かるものもありますが
ほうれん草は葉を見ただけでは
雌雄を容易に見分ける事は出来ません
風媒植物
ほうれん草は植物によく見られる
綺麗な花は咲かない為
虫や蝶が喜ぶ甘い香りもありません
花粉を出来るだけ効率良く運ぶ事を
考えるている植物ですが
ほうれん草は風に頼って花粉を飛ばし
受粉をさせます
他にもトウモロコシがあげられます
自然のリズム
風頼りのほうれん草ですが
気まぐれの風に合わせています
しっかりと風を捕まえるように
しなやかに揺れ
遠くに飛ぶように
細くて軽い花粉に工夫されています
また派手な誘引物質も無い事を自覚し
風速がピークになる時を見極めて
タイミングを見計らい
最大限風の力を利用しています
まとめ
ほうれん草は栄養価が高く美味しいのに
食卓では
メインではなく添え物になりがちです
子供は苦手かもしれませんね
しかし出来るまでの過程を聞くと
それがほうれん草なのだと
納得させられました
頼りにする相手を見つけ
リズムを合わせて力を借りる
欠点も自覚し補う努力をする
それによって確立できた自分を
派手にアピールするのではなく
楚々とした添え物として実力を発揮する
また素敵な植物の力を発見しました
いつか形を変えてでも
メインになれる時がくると嬉しいですね