食欲の秋を代表する蕎麦です
香り豊かで美味しい蕎麦になる前の
8月下旬には花の見頃を迎えます
そばの花
とても可愛らしく
小さな花はチラチラと風に揺れると
爽やかで清々しい気分になります
春まきと夏まきがありますが
どちらも2か月半くらいで収穫できます
そばの花と聞くと
白色がイメージされますが
赤い花をつける品種もあります
どちらもハート型の葉と小さな花で
私たちを楽しませてくれます！
臭い
可愛いと紹介してきたそばの花ですが
なんと花の香りはクサイです
離れた所から広く花畑を愛でるので
あまり気にならないのですが
近づくと悪臭が・・・
肥溜めや畑の糞肥料の様なと
例えられるほどの臭いです
強烈な香りは
見た目とのギャップがかなりあります
なぜ？
花の匂いには役割があり
その多くは受粉の為にあります
植物の受粉は
自家受粉と他家受粉に分けられますが
そばの場合は他家受粉で
風などの自分の個体だけでは受粉出来ず
虫など他から
花粉を運んでもらう必要があります
そばの花はたくさん咲きますが
その中で受粉して実を付けるのは
わずか1～2割程度と言われています
蜂や蝶に限らず
ハエでもアブでもOK
と考えた作戦が
このクサイ臭いと言う事です
命をつなぐ為に必死の一手ですね
また虫にとっては良い香りで
人気があるのだとか・・・
まとめ
厳しい受粉を乗り越えて実った
と思って見るそばの実は格別に感じられ
花の臭いとは全く違う
新蕎麦の
豊かな香りはとても感慨深いですね
何事も実るまでは厳しいですが
その後には必ず成果が付いてきます
目に見えない努力が実を結ぶのです！
